プロが教える害獣駆除 方法 流れ

プロが教える害獣駆除 方法 流れ

近年、増大している害獣被害。

私たちにも相談が年々増えてきています。

被害にあうほとんどの方が初めての体験だと思います。

なので、『どう対処したらいいかわからない。』『業者に頼むのにもどんな方法で駆除するのかわからず不安。』なんていう人が多いと思います。

今回はそんな人たちのために害獣駆除の大まかな流れを解説していきたいと思います。

害獣と一括りに言ってもハクビシン、ネズミ、イタチ、コウモリなど色々な種類があり、その種類によっても駆除方法が全く違ってきます。

今回はハクビシン、イタチ、アライグマなどの被害に遭った場合の駆除方法の流れを解説していきます。

屋根裏・床下・外回りの現場調査

害獣被害に気づく時、ほとんどの方が直接に見るわけではなく足音や鳴き声で気づくと思います。

なのでまずは被害状況や害獣の種類の特定などを行うためにご自宅の調査を行います。

  • 被害状況のヒヤリング
  • 屋根裏・床下に糞尿があるか
  • 屋根に足跡があるか
  • 侵入経路はあるか

などを中心に調査をしていきます。

ほとんどの業者がここまでは無料で行ってくれますが、屋根裏の調査からは有料っていう業者などもありますので、事前に調査に対して費用がかかるのかを確認しておくのが安心です。

駆除作業の流れ

現場調査の後、どんな駆除作業が必要かどうかを説明して、それに対しての見積書を提出します。

業者にお願いする場合はここの説明と見積書の内容をしっかり確認する事が大切になってきます。

見積書の内容が『ハクビシン駆除 1式』などの記載には注意が必要です。

しっかり作業内容の内訳が載っていないと、どんな作業をするかが不明な状態で、作業後に不備があっても泣き寝入りになってしまうケースもこの業界では結構あります。

この記事で駆除に必要な作業の大まかな流れは把握出来ますので、最低でもその作業の記載があるかの確認はしてください。

見積書の内容に同意できれば、そこからは駆除作業に入ります。

養生作業

害獣駆除は追い出し作業に薬剤を使用したり、糞尿の清掃を屋内で行う事がほとんどで生活圏内も汚れてしまう可能性が高いです。

なのでまずは駆除作業を行う範囲は汚れを防ぐために全て養生作業を行います。

追い出し作業

養生作業が終わったら、まずは害獣の追い出しです。

これは業者や害獣の種類によってやり方が変わってきますが、主にミスト機と言われる細かな粒子が出せる電動噴霧器で害獣が嫌がる匂いを空間に充満させるか、煙霧機と言われる煙を出す機械で煙を空間に充満させるかの2つです。

強い薬剤で殺処分するというわけではなく、あくまで害獣が嫌がる空間を作り出し追い出すのが目的ですので人体には影響ないものを使用するのがほとんどです。

屋内での使用なので、もし心配なようであればどんな追い出し作業をするのかも確認しとくと良いでしょう。

また空間というのは屋根裏や床下がほとんどです。

ここで必要な場合は新たに点検口を設置する工事を行う事もあります。

清掃・消毒

害獣がいなくなった事を確認できたら、次は害獣が生活していた場所の清掃・消毒に入ります。

この作業が一番業者にお願いした方がいい部分です。

なぜかというと害獣が生活していた部分はもちろんの事ですが、糞尿が大量に放置されています。

これを清掃する時は気持ち的に嫌というのもありますが、一番は感染症の危険です。

業務用の防護服とマスクが必ず必要です。

また、ほとんどの場合が屋根裏や床下の作業になりますので、動きにくい場所での作業や暑さで、慣れていないとかなりの重労働です。

侵入口封鎖

一通りの作業が終わったら、最後に外から侵入されていたであろう場所を封鎖していきます。

この部分を中途半端に終わらせてしまうと、高い可能性で再発してしまいます。

場所によって使用する材料は違いますが、弱い素材で行ってしまうとすぐに壊されてしまうので、主にパンチングメタルというもので塞いだりします。

断熱材 撤去 天井張り替え

ここからは被害状況によって作業を行うかの判断をします。

屋根裏にある断熱材は害獣にとって良い住処になってしまいます。

そこに糞尿をされていたり、破られて機能しなくなってしまっている場合、撤去が必要です。

撤去した後、今まで通りの機能持たせる場合は新設も必要になってきます。

断熱材も通り越して天井が尿でシミが出来ていたり、剥がれてきてしまっている場合などもあります。

その場合は天井の張り替えも必要になってきます。

こういった作業はリフォーム工事も絡んでくるので、広さなどにもよりますが、かなり高額になってしまう可能性があります。

なので被害状況がひどくなる前に早めの対応が大切になってきます。

【まとめ】害獣駆除 方法 流れ

上記のように害獣駆除は慣れていないとかなり大変な作業になります。

害獣の知識はもちろんですが、家の構造の知識も把握していないと、逆に家を傷つけてしまう危険性もあります。

自信が無い場合は無理にご自身で行わず、プロの業者に頼むことをおすすめします。

その際に今回の流れを把握しとけば業者選びにも役立つと思います。

我々DC HOME`sも神奈川全域で害虫・害獣駆除、リフォーム事業の活動を行っていますので、何かお困りごとがありましたら、いつでもお気軽にご連絡下さい。