ゴキブリ対策に役立つ ゴキブリの生態

ゴキブリ対策に役立つ ゴキブリの生態

ゴキブリの生態

『ゴキブリ』と聞いただけで鳥肌が立つっていう人も珍しくないと思います。

そんな方にとってゴキブリの生態なんか知りたくないと思われるかもしれません。しかし、ゴキブリがあなたのご自宅に出ないように対策をするためには、まずどんな生き物なのかをある程度知っておく必要があります。

現在ゴキブリの情報は世の中に溢れかえっている状態で都市伝説的なものまである状態です。

そんな情報に惑わされないように基本的な生態をこの記事では解説していきたいと思います。

ゴキブリの種類

ゴキブリは約3億年前から姿を変えずに存在している事から『生きている化石』と言われています。全世界には約4000種、日本では約50種のゴキブリが存在します。

その中でも家の中に侵入してくるのは10種類程度で、一般戸建て住宅に侵入してくる代表的な種類としては『クロゴキブリ』、飲食店などに巣を作る代表的な種類としては『チャバネゴキブリ』です。

生息場所

コロニー(巣)を生成する事はありません。

湿気があり暗くて狭い場所を好みます。そこで糞をすると集合フェロモンが発生し、他のゴキブリも集まりコロニーとなります。

ゴキブリに縄張り意識がなく他の家族、種類とも共同で生きることが出来ます。ただ集まりすぎてその場所が手狭になると逆に分散フェロモンを発生させ、移動をします。

好む隙間のサイズとしてはクロゴキブリが8ミリ〜13ミリ、チャバネゴキブリが5ミリとなります。

行動範囲

ゴキブリは日没後の3時間と夜明け前1時間に行動することがほとんどです。

その時間帯に餌探しや、より快適な隠れ場所がないかや、パートナー探しをします。

オスは活発に広い範囲を行動するのに対して、メスは餌場との行き来をするだけと行動範囲が狭いのも特徴の一つです。幼虫はもっと行動範囲が狭くほとんどがコロニーの近くでしか行動しません。

種類にも違いがあり、個体が大きいクロゴキブリは半径約20mくらいの行動範囲があるのに対して、個体が小さいチャバネゴキブリは半径約7mほどが行動範囲となります。

食生活

ゴキブリは雑食なので基本的にはなんでも食べます。

人間が食べるものはもちろん動物の排泄物や、同種の死骸、本当に食べるものがない場合は人間の爪や毛でも食べます。

そんなゴキブリも好みのもあって、

  • パン
  • 米ぬか
  • バナナ
  • 玉ねぎ

などです。触覚で匂いをかぎ分け、下顎から生えているヒゲのような部分で味見してから初めて食べ始めます。

逆に万が一食べるものがなくても、約40日間生き延びられる生命力も持っています。

水分に関してはゴキブリにも重要度が高く、種類にもよりますが水がない状態だと平均7日間くらいしか生きれないです。

なので水回りの近くで行動することが多いのです。

活動時期

ゴキブリをよく見かける時期は主に夏だと思います。

なぜかというとゴキブリは寒いのが苦手です。一番活発に動く気温は20℃〜25℃、10℃以下から動きが鈍くなってきます。そして、5℃以下になると生殖活動が出来なくなります。

その中でもクロゴキブリはわりかし寒さに強く冬でも外で越冬する事が出来ます。対してチャバネゴキブリは寒さに弱く、室内のコロニーで越冬する事がほとんどです。

冬は見かけないからといって安心は出来ません。動きが鈍くなるかもしれませんが、室内は生殖活動ができる気温なので環境が良ければ、どんどん繁殖してしまいます。

種類別の産卵の特徴

ゴキブリの脅威は異常な繁殖力です。

特にチャバネゴキブリは一回の産卵数が多いのに加えて、成虫までのスピードが早いです。

寒さに弱い事から室内のコロニーで過ごすこともあるので、環境が良ければ一年中増え続けるので、飲食店などでチャバネゴキブリを見つけた場合は要注意です。

  クロゴキブリ チャバネゴキブリ
体長 30mm〜40mm 12mm〜15mm
産卵時の卵数 22〜28個 30個〜40個
一生での産卵数 15回〜20回 3回〜7回
成虫になるまでの日数 120日〜150日 約80日前後
成虫の平均寿命 4〜5ヶ月 4〜5ヶ月

まとめ

以上が基本的なゴキブリの生態になります。

万が一ゴキブリを自分で駆除したいという方はゴキブリの生態は知っといて損はないと思います。

無闇に市販で売っている駆除グッズや殺虫剤を使っても、効果が薄い場合がほとんどです。

我々DC HOME`sは神奈川全域を中心に活動しています。ご自身で駆除をしたくない、駆除をしてみたが効果が出ないなどがありましたらお気軽にご連絡ください。